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ビンテージカー コクピット改造カスタム

1930年代のビンテージカーのフレーム修正です。
80年位前の製造で 保管状態も悪くサビも侵行しています。
当時は未舗装の道ばかりで、地面がデコボコしており
フレームへの負担も大きかった様で かなり歪み、曲がり、
クラックが全体に入っていました。
クラック確認やその先の作業の為に全体的にサンディング。
フレームの内側も出来るだけキレイにサンディングしないと
クラックを見落とすことになります。
フレームの歪みは、固い材料でその部分を拘束しながら
ガスなどで熱を加え修正します。
左右レールを接続している丸い剛材がヘの字に歪んでいたので
ガスで熱を入れながら修正しました。
中央部分 金属を焼いた跡が残っている箇所が修正部分になります。
リヤセクション、重いデフが乗る箇所は必ず大きく歪んでいます。
しっかりと修正が必要になります。
この箇所が曲がったままだとホイールベースに強く影響します。
走行時の安全確保も大切です。
フレームの様に厚い剛材はガズなどで熱を加えないと
修正するのが難しいと思われます。
ガスでしっかり熱を加え、すぐさまハンマーリングで均します。
リーフスプリング取り付け箇所は補修部品が有るので
切開除去溶接で復元しました。
溶接する前は必ずセンターから左右の寸法は均等が計測です。
水平機で平行具合、斜めにクロスして張った糸で
フレームの歪みを確認しています。
修正終了後は防錆処理入りますので、サビが残らないように
隅々まで手入れします。
80年以上経過していますが、適切に処置すれば
充分現代にも活躍できるようになります。
防錆力の高い エポキシ系プライマーをしっかり塗布します。
最終はキレイに塗装して完成です!

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